ハワイで不動産購入!購入後の税金〜固定資産税の税率は?支払方法は?
公開日:2020.06.15 更新日:2025.02.06

近年、ハワイに不動産を購入する人は右肩上がりで増えています。 ハワイの不動産需要は非常に高く日本の不動産のように値崩れが起きにくいことが特徴です。
実際に住むだけではなく、資産としてハワイに不動産を持つ方も多いです。 資産価値が上がりやすいハワイの不動産を保有することは資産防衛の観点から有効です。
しかし不動産を購入すると切っても切り離せないのが税金です。今回は、ハワイ不動産を購入した後の税金の支払い方法について説明をします。
ハワイで不動産購入後に支払う税金は固定資産税のみ?
結論からお話しすると、 ハワイで不動産購入後に支払う税金は固定資産税のみです。 日本で不動産を購入した場合、 不動産取得税や登録免許税・印紙税・消費税そして固定資産税がかかります。
しかしハワイの不動産の場合、 かかる税金は固定資産税のみになります。 固定資産税しかかからないことは、日本の不動産に詳しい方は特にびっくりするのではないでしょうか?
ハワイの固定資産税の特徴
ハワイでは日本のように全国一律で固定資産税率が決まっているのではなく、州ごとに固定資産税率は異なります。
ハワイに不動産が欲しい方にとって固定資産税率が全米一低いことは大きなメリットです。ハワイの固定資産税率は以下の要素で決まりますのでよく覚えておいてください。
ハワイ州の固定資産税率は以下の要素によって決まります。
- 地域(ハワイ島、オアフ島、マウイ島、カウアイ島)
- 居住者(本人所有化本人以外が所有しているかどうか)
- 物件 (コンドミニアム、 ホテルなど)
- 固定資産税評価額
などによって固定資産税率は異なってきます。
例えば「Hotel and Resort」所有者の固定資産税率(2020年3月時点)は、
- ハワイ島:1.155%
- オアフ島:1.39%
- マウイ島:1.1%
- カウアイ島:1.085%
出典:http://www.localrealestatehawaii.com/resources/property-taxes/
となっています。ハワイの固定資産税の評価替えは毎年10月1日に行われます。ここ最近は、ハワイの不動産マーケット価格は上昇していたので毎年固定資産税率も上昇しています。
ハワイの固定資産税の支払時期
ハワイの固定資産税は、年1回もしくは年2回に分けて払います。支払期日は毎年8月20日と2月20日です。ハワイの固定資産税は、7月1日から翌年6月30日までで計算をするので、1回目の支払い対象期間は7月1日から12月31日で、2回目の支払い対象期間は1月1日から6月30日になります。
ハワイの固定資産税の支払い方法
ハワイの固定資産税の支払い方法は主に3つあります。
直接支払い
ハワイの固定資産税の支払い方法の1つ目は、ハワイの指定された場所 (税務署など)で直接支払う方法です。
普段は、日本にいるオーナーの場合、直接ハワイの税務署などに出向いて支払う方法はあまり現実的ではないかもしれませんが、ハワイにいる時期と固定資産税の支払い時期が同じ場合は直接支払うのも良いと思います。
納付は小切手もしくは現金で行うことができます。また支払い期日までに余裕がある場合は、 アラモアナショッピングセンターなどでも支払いは可能です。
小切手払い
ハワイの固定資産税の支払い方法の2つ目は、小切手払いです。固定資産税の納付書には、返信用封筒が同封されています。 この返信用封筒にハワイにある銀行が発行した小切手を郵送することによって固定資産税の納付をすることができます。小切手と共に納付書の下にあるスリップを切り取って同封する必要があります。
小切手払いを日本から利用する場合は、後日追跡が可能なEMS(スピード国際郵便)をご利用になることをおすすめします。
オンライン払い
ハワイの固定資産税の支払い方法の3つ目は、 オンライン払いです。 小切手がない場合は郵送での支払は出来ませんし現金払いは直接ハワイの税務署等に出向く必要があります。
オンライン払いであればクレジットカードさえあれば簡単に固定資産税を支払うことができます。ハワイの固定資産税の支払いで利用できるクレジットカードの国際ブランドは、VISAと Master です。 ハワイではJCBがよく利用できますが、固定資産税の支払いには利用することができませんので注意が必要です。
オンライン払いは、 もっとも簡単に固定資産税を支払う方法ですが、問題は支払いを行うインターネットサイトが英語とスペイン語にしか対応していないことです。またオンライン支払いの場合、クレジットカード手数料が 2.35%かかってしまうので支払金額が大きくなってしまうことも問題です。
しかし利便性は3つの支払いの方法で随一ですし、サイトに関しても使い方を説明してくれているサイトはたくさんありますので、 支払い方法に困ることはないと思います。
まとめ
今回は、ハワイの固定資産税の支払い方法について説明をしました。ハワイの固定資産税の支払い方法は主に3つあります。ぜひご自身にあった支払い方法で固定資産税を支払うようにしましょう。