2026年7月 ホノルル不動産マーケットレポート
公開日:2026.08.07 更新日:2026.08.07
🌊 2026年7月 オアフ島(ハワイ・ホノルル)不動産マーケットレポート
2026年7月のオアフ島住宅市場は、一戸建て・コンドミニアムともに販売件数と価格が前年比で増加し、非常に活発な月となりました。特に一戸建て市場では高価格帯の取引が急増したことで、中央販売価格が前年比13.9%増の$1,224,500へと大きく上昇しています。
🏡 販売実績と中央販売価格
両市場ともに取引量・価格ともに前年同月を上回る結果となりました。
| 物件種別 | 7月の販売件数 | 前年同月比 | 中央販売価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 一戸建て住宅 | 300件 | +20.5% | $1,224,500 | +13.9% |
| コンドミニアム | 416件 | +6.9% | $504,500 | +3.0% |
- 一戸建て住宅: 7月の販売件数は300件と20.5%増を記録しました。$130万~$199万9,999の価格帯で76.9%増(52件から92件)、$200万以上の価格帯で83.3%増(24件から44件)と高額物件の成約が急増し、中央価格を押し上げました。年初来の累計でも前年比6.5%増と好調です。
- コンドミニアム: 販売件数は416件で前年比6.9%増加し、中央販売価格も$504,500へと3.0%上昇しました。手頃な価格帯の取引も活発で、全体の49%(202件)が50万ドル未満で成約しています。
⏳ 市場の取引ペース(市場掲載日数)
物件種別を問わず、全体的に成約までのスピードが大幅に加速しました。
- 一戸建て住宅: 中央市場掲載日数は昨年の20日から短縮され、14日(約2週間)で成約に至っています。
- コンドミニアム: 中央市場掲載日数は昨年の50日から38日へと大幅に短縮され、買い手の意思決定が早まっています。
💰 価格交渉の動向
一戸建て市場では売り手優位の傾向がさらに強まり、希望価格以上での成約割合が増加しました。
- 一戸建て住宅: 全販売物件の33%が当初の希望売却価格を上回る価格で成約しました(前年同月は26%)。売主が受け取った価格の比率(中央値)は100.0%の満額となっています。
- コンドミニアム: 希望売却価格を上回って成約したのは全体の11%で、昨年の8%から微増しました。売主が受け取った価格の比率(中央値)は96.6%となっています。
📈 リスティングと在庫の状況
売主のアクティビティが活発化し、新規リスティング数が増加しました。
| カテゴリ | 一戸建て住宅(前年同月比) | コンドミニアム(前年同月比) |
|---|---|---|
| 新規リスティング | 380件 (+3.0%) | 707件 (+9.3%) |
| アクティブ在庫 | 802件 (-5.9%) | 2,554件 (+3.9%) |
| 契約成立(Pending Sales) | 274件 (-2.1%) | 360件 (-16.3%) |
- 在庫の動向: 一戸建てのアクティブ在庫は802件で前年比5.9%減となり、供給制限が続いています。一方、コンドミニアムのアクティブ在庫は2,554件(3.9%増)へ増加し、選択肢が確保されています。
- 契約成立(Pending Sales): 全体としては前年比で減少傾向(一戸建て-2.1%、コンドミニアム-16.3%)が見られますが、コンドミニアムにおいてはパールシティ(+60.0%)、セントラル地区(+23.8%)、ハワイカイ(+16.7%)など、局所的に契約数を大幅に伸ばしたエリアもあります。
💡 市場動向から読み解くアドバイス
売主様へのアドバイス
- 一戸建て: 市場掲載日数が14日と非常に短く、3件に1件(33%)が希望価格以上で成約する絶好の売却環境です。特に高価格帯($130万以上)での需要が急増しているため、強気の価格設定と迅速な対応が効果的です。
- コンドミニアム: 販売件数が増加し、掲載日数も38日に短縮するなど市場の動きは良くなっています。ただし在庫も2,554件と豊富にあるため、価格帯やエリア特性に応じた適切な価格設定が早期成約の鍵となります。
買主様へのアドバイス
- 一戸建て: 中央価格が13.9%上昇し、14日で売れてしまうスピード感のある市場です。競合も多いため、条件に合った物件が出た場合は躊躇なくオファーを出せる事前準備が必須となります。
- コンドミニアム: 50万ドル以下の物件だけでも1,237件のアクティブ在庫があり、選択肢が豊富です。30年固定住宅ローン金利が7月末時点で平均6.66%前後までやや上昇傾向にあるため、資金計画を考慮しながら物件を慎重に比較検討するアプローチが有効です。
総括
2026年7月のオアフ島市場は、一戸建て・コンドミニアムともに取引量と価格が伸び、夏のアクティビティの強さを象徴する月となりました。ローン金利の上昇や新規契約数(Pending Sales)の落ち着きといった要素はあるものの、主要価格帯での需要は依然として高く、市場は堅調な推移を続けています。
※このレポートは、ホノルル不動産協会(Honolulu Board of REALTORS®)が発表した2026年7月の統計データに基づいています。