2026年6月 ホノルル不動産マーケットレポート
公開日:2026.07.07 更新日:2026.07.07
🌊 2026年6月 オアフ島(ハワイ・ホノルル)不動産マーケットレポート
2026年の前半(第2四半期末)を締めくくる6月のオアフ島住宅市場は、一戸建ての販売件数が前年比で微減したものの、コンドミニアムの販売件数が10.9%増と大幅な伸びを見せました。一戸建て市場では先月に続き13日という驚異的な取引スピードが維持されており、活発な需要が続いています。
🏡 販売実績と中央販売価格
年初来の累計(上半期合計)で見ると、一戸建ては前年同期比3.9%増の1,386件、コンドミニアムは2.3%減の2,053件となり、市場全体として底堅く推移しています。
| 物件種別 | 6月の販売件数 | 前年同月比 | 中央販売価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 一戸建て住宅 | 270件 | -6.6% | $1,120,000 | +6.7% |
| コンドミニアム | 397件 | +10.9% | $510,000 | +1.0% |
- 一戸建て住宅: 6月の販売件数は270件と前年よりわずかに減少しましたが、中央販売価格は$1,120,000となり、前年同月比で6.7%の大幅な上昇を記録しました。上半期全体では35%の販売が100万ドル未満で行われています。
- コンドミニアム: 販売件数は前年比10.9%増の397件と大きく躍進しました。中央販売価格も$510,000と、前年比で1.0%の微増となり安定しています。上半期全体では47%の販売が50万ドル未満の価格帯でした。
⏳ 市場の取引ペース(市場掲載日数)
一戸建てが引き続き驚異的なスピードを保つ一方、コンドミニアムも先月より改善を見せています。
- 一戸建て住宅: 中央市場掲載日数は13日となり、昨年の24日から大幅に短縮され、2ヶ月連続で2週間未満という極めて早い取引ペースを維持しています。
- コンドミニアム: 中央市場掲載日数は40日で、昨年の40日と同水準を維持しつつ、先月の43日からはさらに改善されました。
💰 価格交渉の動向
一戸建て市場では依然として激しい競り合いが見られますが、コンドミニアム市場は落ち着いた交渉が行われています。
- 一戸建て住宅: 全販売物件の32%が当初の希望売却価格を上回る価格で成約しました(前年同月は31%)。売主は当初の希望価格に対して中央値で100.0%の満額を受け取っています。
- コンドミニアム: 希望売却価格を上回って成約したのは全体の10%にとどまり(前年同月は12%)、多くの物件が希望価格以下、または交渉を経て成約しています。
📈 リスティングと在庫の状況
新規供給量が両市場で大きく増加し、夏の中盤に向けて在庫にゆとりが出てきています。
| カテゴリ | 一戸建て住宅(前年同月比) | コンドミニアム(前年同月比) |
|---|---|---|
| 新規リスティング | 422件 (+15.6%) | 788件 (+14.0%) |
| アクティブ在庫 | 761件 (-1.8%) | 2,504件 (+1.6%) |
| 契約成立(Pending Sales) | 240件 (-11.1%) | 358件 (-8.9%) |
- 新規リスティングと在庫: 新規リスティングが一戸建てで15.6%増、コンドミニアムで14.0%増と大幅に増加したため、アクティブ在庫は一戸建てで前年比1.8%減まで回復し、コンドミニアムでは2,504件(1.6%増)と前年を上回る選択肢が確保されています。
- 契約成立(Pending Sales): 一時的に前年比で減少していますが、新規供給の増加が今後の成約を後押しするとみられます。
💡 市場動向から読み解くアドバイス
売主様へのアドバイス
- 一戸建て: 市場掲載日数が13日と非常に短く、価格も前年比6.7%上昇している強い市場です。新規供給(ライバル)が15.6%増と増えてきているため、売却チャンスを逃さないよう、物件の強みを活かした的確な価格戦略が重要です。
- コンドミニアム: 販売件数が10.9%増加しており、買い手のアクティビティは非常に活発です。ただし、アクティブ在庫も2,504件まで積み上がっており、希望価格以上で売れる割合は10%と低いため、現実的で柔軟な価格交渉への準備が必要です。
買主様へのアドバイス
- 一戸建て: 中央価格が上昇しており、約3割の物件が満額以上で取引され、2週間以内に成約する厳しい競争が続いています。ただし、新規リスティングが前年比で15%以上増えて選択肢が広がっているため、事前の資金準備を整えた上で迅速に動くのがカギです。
- コンドミニアム: 在庫が2,500件を超えて前年比でも増加しており、50万ドル以下の物件だけでも1,224件のアクティブな選択肢があります。市場掲載日数も40日と比較的余裕があるため、じっくりと比較検討し、有利な交渉を進めやすい絶好のタイミングです。
総括
2026年上半期の締めくくりとなった6月は、一戸建ての価格上昇と驚異的なスピード感、そしてコンドミニアムの販売数復調と在庫の増加という、買い手・売り手双方にポジティブな要素が見られる月となりました。夏の本番に向けて選択肢が増えており、今後の市場の動きからも目が離せません。
※このレポートは、ホノルル不動産協会(Honolulu Board of REALTORS®)が発表した2026年6月の統計データに基づいています。