2026年5月 ホノルル不動産マーケットレポート
公開日:2026.06.08 更新日:2026.06.10
🌊 2026年5月 オアフ島(ハワイ・ホノルル)不動産マーケットレポート
2026年5月のオアフ島住宅市場は、一戸建ての販売件数が前年比で8.5%増加し、市場掲載日数も13日へと大幅に短縮されるなど、非常に活発な動きを見せました。一方で、コンドミニアム市場は販売件数が前年を下回る状況が続いていますが、中央販売価格は4.0%の上昇を記録しています。
🏡 販売実績と中央販売価格
一戸建て市場が取引量を伸ばす一方、コンドミニアム市場は価格面で堅調さを示しています。
| 物件種別 | 5月の販売件数 | 前年同月比 | 中央販売価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 一戸建て住宅 | 255件 | +8.5% | $1,166,000 | -0.8% |
| コンドミニアム | 339件 | -9.4% | $520,000 | +4.0% |
- 一戸建て住宅: 5月の販売件数は255件と前年同月の235件から増加し、年初来累計でも前年同期比6.8%増と好調を維持しています。中央価格は$1,166,000と前年並みを安定して推移しました。
- コンドミニアム: 販売件数は339件と前年比で減少したものの、中央販売価格は$520,000に達し、前年同月の$500,000から4.0%上昇しました。
⏳ 市場の取引ペース(市場掲載日数)
一戸建ての取引スピードが驚異的に加速する一方で、コンドミニアム市場は緩やかなペースとなっています。
- 一戸建て住宅: 中央市場掲載日数は昨年の21日から大幅に短縮され、13日(2週間未満)という驚異的な速さで成約に至っています。
- コンドミニアム: 中央市場掲載日数は昨年の39日から43日へと増加し、買い手がじっくりと物件を見極める時間が続いています。
💰 価格交渉の動向
一戸建て市場では買い手側の激しい競争が見られ、当初の希望価格を上回る取引が増加しています。
- 一戸建て住宅: 全販売物件の35%が当初の希望売却価格を上回る価格で成約し、前年同月の29%から競り上がりの割合が上昇しました。また、売主が受け取った価格の比率(中央値)は100.0%の満額となっています。
- コンドミニアム: 希望売却価格を上回って成約したのは全体の9%にとどまり、前年同月の11%からわずかに低下しました。
📈 リスティングと在庫の状況
両市場ともにアクティブ在庫が前年割れとなっており、市場全体の供給は引き締まり傾向にあります。
| カテゴリ | 一戸建て住宅(前年同月比) | コンドミニアム(前年同月比) |
|---|---|---|
| 新規リスティング | 405件 (+3.3%) | 678件 (-1.5%) |
| アクティブ在庫 | 730件 (-10.8%) | 2,387件 (-6.6%) |
| 契約成立(Pending Sales) | 320件 (+8.8%) | 414件 (+7.0%) |
- 在庫の状況: アクティブ在庫は一戸建てが前年比10.8%減、コンドミニアムが6.6%減となり、いずれも前年レベルを下回るタイトな供給状況です。
- 契約成立(Pending Sales): 今後の市場の動きを示す契約成立数は、一戸建てで8.8%増、コンドミニアムで7.0%増と、ともに前年を上回る強い買い手需要を示しています。
💡 市場動向から読み解くアドバイス
売主様へのアドバイス
- 一戸建て: 市場掲載日数が13日と極めて短く、35%の物件が満額以上で成約している非常に強い売り手市場です。新規リスティングも増えていますが需要がそれを上回っているため、強気の売却戦略が可能です。
- コンドミニアム: 在庫が前年比で減少しているものの、掲載日数は43日と緩やかです。希望価格以上での成約は9%にとどまるため、中央価格の上昇トレンドを意識しつつも、買い手の交渉に対して柔軟な姿勢を持つことが成約への近道となります。
買主様へのアドバイス
- 一戸建て: 在庫が約11%減少しており、ライバルとの競争が激化しています。物件が市場に出てから2週間足らずで売れてしまうため、事前の資金調達(プリ・アプルーバル等)を完了させ、迅速にオファーを出す準備が不可欠です。
- コンドミニアム: 在庫にゆとりがあり、価格交渉の余地も一戸建てより大きいため、じっくりと住戸選定が可能です。なお、ハワイ州では地元住民を支援する新しい低金利ローンプログラム(Hale Kama'aina Mortgage Program)などがスタートしており、ローカルの購買層の動きにも注目が集まっています。
総括
2026年5月のオアフ島不動産市場は、一戸建て市場の圧倒的な取引スピードと底堅い需要が際立つ結果となりました。コンドミニアム市場は成約件数こそ停滞しているものの、契約成立数(Pending Sales)が両市場ともに前年比で7%〜8%以上増加していることから、初夏に向けてオアフ島全体の不動産取引はさらに活発さを増していくことが予想されます。
※このレポートは、ホノルル不動産協会(Honolulu Board of REALTORS®)が発表した2026年5月の統計データに基づいています。