2026年3月 ホノルル不動産マーケットレポート
公開日:2026.04.07 更新日:2026.04.07
🌊 2026年3月 オアフ島(ハワイ・ホノルル)不動産マーケットレポート
2026年3月のオアフ島不動産市場は、一戸建て住宅の販売件数が前年比で大幅に増加した一方、コンドミニアム市場は取引件数が微減し、在庫状況も落ち着きを見せる対照的な月となりました。
🏡 販売実績と中央販売価格
一戸建て住宅は販売数・価格ともに上昇し、堅調な第1四半期の締めくくりとなりました。
| 物件種別 | 3月の販売件数 | 前年同月比 | 中央販売価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 一戸建て住宅 | 260件 | +26.2% | $1,199,500 | +3.4% |
| コンドミニアム | 351件 | -4.9% | $510,000 | +2.0% |
- 一戸建て住宅: 販売件数は260件と前年を大きく上回り、年初来(第1四半期合計)でも前年同期比10.9%増と好調です。中央価格も$1,199,500と上昇しました。
- コンドミニアム: 販売件数は351件に減少しましたが、中央販売価格は$510,000となり、前年比で2.0%上昇しました。
⏳ 市場の取引ペース(市場掲載日数)
物件が市場に出てから成約に至るまでの期間は、両市場で昨年よりわずかに長くなっています。
- 一戸建て住宅: 中央市場掲載日数は21日で、昨年の15日からは増加しましたが、依然として1ヶ月を切る早いペースで取引されています。
- コンドミニアム: 中央市場掲載日数は43日となり、昨年の40日からわずかに増加しました。買い手が物件を検討する時間が少し増えたことを示唆しています。
💰 価格交渉の動向
一戸建て市場では安定した競争が続いており、コンドミニアムでは希望価格以上で成約する割合が上昇しました。
- 一戸建て住宅: 全販売物件の約26%が当初の希望売却価格を上回る価格で成約しました(前年同期は29%)。
- コンドミニアム: 希望売却価格を上回って成約したのは全体の14%で、前年同月の11%から上昇しています。
📈 リスティングと在庫の状況
3月は新規供給が抑えられたものの、第1四半期全体で見ると活発な動きが見られます。
| カテゴリ | 一戸建て住宅(前年同月比) | コンドミニアム(前年同月比) |
|---|---|---|
| 新規リスティング | 326件 (-13.5%) | 667件 (-15.5%) |
| アクティブ在庫 | 691件 (-10.6%) | 2,294件 (-0.3%) |
| 契約成立(Pending Sales) | 245件 (-7.5%) | 394件 (-6.2%) |
- 在庫の状況: 一戸建ては供給が10.6%減と限られていますが、コンドミニアムの在庫は前年並みを維持しています。
- 注目動向: 一戸建てでは$100万以上の価格帯が169件(前年137件)と増加しました。コンドミニアムでは$70万~$80万未満のレンジで販売数が62.5%急増しています。
💡 市場動向から読み解くアドバイス
売主様へのアドバイス
- 一戸建て: 販売数が26.2%増と非常に活発です。在庫が10%以上減少しているため、適正な価格設定を行えば早期売却が期待できる売り手優位の環境が続いています。
- コンドミニアム: 在庫は安定していますが、希望価格以上での成約率が14%に上昇しており、特定の価格帯(特に$70万台)では強い需要があります。物件の付加価値を適切にアピールすることが重要です。
買主様へのアドバイス
- 一戸建て: 取引ペースが昨年よりわずかに緩やかになったとはいえ、依然として3週間(21日)で成約するスピード感があります。供給が限られているため、希望に沿う物件があれば迅速な行動が求められます。
- コンドミニアム: 市場掲載日数が43日となり、一戸建てに比べてじっくりと比較検討できる余裕があります。$50万以下の物件も1,000件以上の在庫があるため、予算に合わせた選択肢が豊富です。
総括
2026年3月のオアフ島市場は、一戸建て住宅における爆発的な販売増と価格の上昇が目立った月でした。契約署名数(Pending Sales)は一時的に落ち込んだものの、第1四半期を通じた販売増は市場の底堅さを示しています。ローン金利や天候(コナ・ロー)の影響が多少見られたものの、春の繁忙期に向けて市場は活気を維持しています。
※このレポートは、ホノルル不動産協会(Honolulu Board of REALTORS®)が発表した2026年3月の統計データに基づいています。