2026年2月 ホノルル不動産マーケットレポート
公開日:2026.03.09 更新日:2026.03.09
🌊 2026年2月 オアフ島(ハワイ・ホノルル)不動産マーケットレポート
2026年2月のオアフ島住宅市場は、一戸建ての販売件数が前年比で増加し、コンドミニアム市場は安定した取引を維持しました。一戸建て市場では供給の引き締まりが見られる一方で、コンドミニアム市場では在庫が増加し、買い手の選択肢が広がっています。
🏡 販売実績と中央販売価格
一戸建て住宅の販売は堅調に推移し、中央販売価格も上昇しました。
| 物件種別 | 2月の販売件数 | 前年同月比 | 中央販売価格 | 前年同月比 |
|---|---|---|---|---|
| 一戸建て住宅 | 177件 | +6.0% | $1,205,000 | +1.7% |
| コンドミニアム | 291件 | -0.7% | $500,000 | +1.2% |
- 一戸建て住宅: 販売件数は177件で前年比6.0%増加しました。特に$190万以上の高価格帯での取引が31件(前年20件)へと大幅に増加し、中央価格を押し上げる要因となりました。
- コンドミニアム: 販売件数は291件と前年同期の293件からほぼ横ばいでした。中央販売価格は$500,000となり、前年比で1.2%上昇しました。
⏳ 市場の取引ペース(市場掲載日数)
物件が市場に出てから成約に至るまでの期間は、物件種別により対照的な動きを見せています。
- 一戸建て住宅: 中央市場掲載日数は17日で、昨年の23日から短縮され、取引ペースが加速しています。
- コンドミニアム: 中央市場掲載日数は56日となり、昨年の48日から長期化しています。
💰 価格交渉の動向
希望売却価格を上回って成約した割合は、両市場とも前年と同水準を維持しました。
- 一戸建て住宅: 全販売物件の25%が当初の希望売却価格を上回る価格で成約しました。
- コンドミニアム: 希望売却価格を上回って成約したのは全体の10%でした。
📈 リスティングと在庫の状況
年初からの活発な動きを受け、物件種別によって在庫のトレンドが分かれています。
| カテゴリ | 一戸建て住宅(前年同月比) | コンドミニアム(前年同月比) |
|---|---|---|
| 新規リスティング | 284件 (+1.1%) | 629件 (-1.9%) |
| アクティブ在庫 | 673件 (-7.6%) | 2,276件 (+5.4%) |
| 契約成立(Pending Sales) | 244件 (+4.7%) | 354件 (-7.1%) |
- 在庫の対比: 一戸建ては在庫が前年比7.6%減少し供給が引き締まっていますが、コンドミニアムは5.4%増加し、2,276件に達しています。
- 注目動向: 一戸建てでは$90万~$100万未満の価格帯で契約成立(Pending Sales)数が50%急増しました。コンドミニアムでは$40万未満の低価格帯で在庫が27.6%増加しています。
💡 市場動向から読み解くアドバイス
売主様へのアドバイス
- 一戸建て: 市場掲載日数が17日に短縮されており、需要が非常に強い状態です。適切な価格設定を行えば早期売却が期待できる環境ですが、依然として75%の物件が希望価格以下で成約している点には注意が必要です。
- コンドミニアム: 在庫が増加し、売却期間も56日と長期化しています。成約物件の90%が希望価格以下での取引となっているため、競合との差別化戦略が重要です。
買主様へのアドバイス
- 一戸建て: 在庫が前年比で減少しており、取引スピードが早まっているため、好条件の物件には迅速な意思決定が求められます。ただし、$170万以上の高価格帯では供給が前年比24.1%増加しています。
- コンドミニアム: 在庫が豊富で、特に$40万以下の物件で選択肢が大幅に増えています。価格交渉の余地も大きく、時間をかけて比較検討できる、買い手にとって有利な市場です。
総括
2026年2月のオアフ島不動産市場は、一戸建て市場の活発な取引と、コンドミニアム市場における在庫の積み増しという特徴が鮮明になりました。一戸建ての契約成立数が増加していることは、今後数ヶ月の市場の明るい見通しを示唆しています。
※このレポートは、ホノルル不動産協会(Honolulu Board of REALTORS®)が発表した2026年2月の統計データに基づいています。